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三田証券のとんでもない不正ロスカット事件 終わり
いい加減三田証券からはなんの公表もないので、
一連のやり取りを備忘録として記録し、
この件については、自分の中ではクローズすることとしたい。
菓子折りなんか送ってきても受け取れるわけがない。
そんなことではなく、三田証券は公式に事実を公表すべきなのだ。


明らかになっているのは、
三田証券が自分の資産を預けるに足る信頼できる証券会社ではないということ。
三田証券はこのような事態を起こしながら、公式に何の発表もせず、
のうのうと日々業務を続けている。

三田証券HPにはFX事業本部長の言葉としてこんなことが書いてある。
今後も、さらなるお客様満足度の向上を目指し、業界慣習にとらわれない運営を心掛けて行きたいと思います。
もし足りない部分などがございましたら、どんな些細なことでも結構でございますので、何なりとご指摘いただきますようお願い申し上げます。


こんなことを書くこと自体、まったくもってつまらないことと思いつつ、大人気なく書くが、
お客様満足度の向上を目指している気持ちは伝わらない。とにかく不満である。
伝えたと伝わったは全然違うのである。
些細なことではないはずの今回の不備を指摘しているが、何の手当てもない。
菓子折りでお客様満足度をあげようと言うのだろうか。
要は三田証券からすれば些細なこと以下なのだろう。自分は無傷だし。


よくFXは外貨預金より手数料が安く・・・なんて長所を訴えるむきもあるが、
いくらレバレッジを低く(たとえば1倍だって)していたとしても
このような不正ロスカットが起こればパァなのだ。
株価の下落に伴い塩漬けになった株式を、自分の意思と関係なく
勝手に決済されたら怒る人はいるだろう。決済されたって買いなおせばいいじゃん、
という話ではない(そういう人はいるだろうが、そうでない人も多いだろうという話)。




ぷうたろう様

平素は三田証券くりっく365をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
三田証券くりっく365コールセンターでございます。

ご質問ありがとうございます。
インラインにてご回答差し上げますので長文ご容赦ください。
以下にご回答申し上げます。

>①他社ではレート非提示によってロスカットが発生していません。
なぜ、貴社ではレート非提示でロスカットが発生したのでしょうか?
23社で発生していながら、なぜ貴社を含め2社でだけ発生したのですか?
その点について説明が不足していますので、詳細を求めます。
もし2社という情報が誤っていたとしても、全社で発生していないという事実より、
なぜ貴社ではそのような事態が発生したのか、説明をお願いします。

他社様の状況につきましてはわかりかねる点もございますが、
なぜ発生したかにつきましては下記のご質問にてご回答致します。

②レート非提示は通貨すべてにおいて発生したものと理解しています。
なぜ特定の通貨のみロスカットが発生したのでしょうか?

東京金融取引所のHPには下記記述がございます。
東京金融取引所では、19時52分に障害が発生したため、
取引所為替証拠金取引については、市場レートが非提示になっておりましたが、
20時26分に復旧しております。

しかしながら取引画面でもご確認いただけますが、
ロスカット発生時間が20時03分となっており、その間に断続的なレート配信が
行われていたということになります。
どの銘柄がどれぐらい断続的なレート配信を行っていたのかは不明ですが、
取引所とのやりとりでは

レート非提示通貨(英ポンド/円、カナダドル/円、ポーランドズロチ/円、
ノルウェークローネ/円、米ドル/カナダドル、ユーロ/英ポンド、中国人民元/
円)の
建玉を保有もしくはトリガ注文を発注していた顧客が存在し、
レート非提示の状態で相場報道要求(価格を取引所との通信において取りにいくこと)
を行った場合に今回の件の発生条件があるとの事です。

③レート非提示は、まさに非提示であり、0円というあり得ないレートを配信したものとは
異なると理解しています。0円というレートを配信したということと、レート非提示は
同一ではないという解釈でよいですか?違うのならば、その旨を、もしそうならば
なぜ0円というレートを提示しロスカットを発生させたのですか?

レート非提示の状況時に相場報道要求(価格を取引所との通信において取りにいくこと)
を行うと0円というレートが返ってくる仕様になっていたこと、
当社システムが0円というレートを受取ったことで障害が発生しております。

④当方は4月7日に電話で原状回復について他社でできていたということを
連絡いたしまして、その点について、調べる、回答するという応対を受けています。
調べた結果について、また回答するという応対について、確たる履行を受けていない
と考えますが、いかがでしょうか?取引所に責任をなすりつけているように見えます。

ぷうたろう様がおっしゃっている過去に原状回復を行ったケースと言うのは、
OTC業者様での対応ではございませんでしょうか?

4月10日に送付させていただきましたメールにて下記のご連絡を差し上げております。
Q ロスカットが執行される直前の状態に戻せないのか?
A お客様の建玉は東京金融取引所側で管理しており、
  取引所の合意無しにお客様のポジションを修正することはできません。
  弊社から取引所へポジション修正の依頼を行いましたが、
  ポジション修正は難しく、現段階では対応できないとの回答が来ております。

また、2009年にランド円の異常なレート配信があり、大事件になりましたが、
取引所がとった対応は当社がご提示させていただいている対応でございました。

また、貴社HPにて、ロスカットが発生していることを、公表することを要求します。
起こったことに対して、こういう形で対応を求めています、ということは事実であり、
それを公表せずに、「安心」をうたって、依然として新規口座開設を求めているのは、
道義的にみてもバランスを欠いていると映ります。

ご指摘ありがとうございます。
上席のものと対応について協議させていただきます。



ということで、OTC業者などという言葉を突然使い出したり、
電話で問い合わせをした内容について、
全般的な回答で代用してみたり(そもそも質問にすべて答えていない)、
最後のくだりの、「上席のものとの協議結果」について次に送られたメールでも、
そして今にいたっても報告はない。できもしないことは書かないでほしい。



ぷうたろう様

平素は三田証券くりっく365をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
三田証券くりっく365コールセンターでございます。

ご質問ありがとうございます。
インラインにて回答差し上げますので長文ご容赦いただけますようお願いいたします。

>23社で発生しているレート非提示について、貴社はロスカットを発生させましたが、
多くの会社では発生させずに済んでいます。ということは、くりっく365に
参加している証券会社のシステムの中では、品質が劣っていると言わざるをえません。
そのような状態にも関わらず、同業他社の状況を把握していないでは、
再び大切な資産を預託しようという気持ちを持つ方は少ないものと想定します。
問題がなかった事例も調査せずに、同様の回線障害が再度発生したらどうするのですか?

→すべてのくりっく365業者で今回の事象が発生しているわけではございませんので、
障害が発生したことに関して、品質が劣っているとおっしゃるのは当然かと存じます。
同様の回線障害が再度発生した場合について、ご心配をおかけしておりますが、
4/7(土)に0円レートを受信しないようシステム改修しており、再発防止対応しております。


>この説明では貴社のシステムで発生したものが他社で発生しなかった
ということの説明にはならないと受け取れます。
発生条件が取引所起因ということであれば、全社に影響が及ぶのではないですか?
相場報道要求を行う行わないに違いがあるのではないですか?

→説明不足で大変申し訳ございません。
弊社と他社様とのシステムの違いは、取引所からの0円レートを受信するかしな
いかでございます。

>⇒OTC業者との謎の用語を出されても当方は理解できませんが、
状況を調べて連絡するという対応のはずが連絡がありませんでした、
という姿勢の部分を確認しています。
他社ではできるが、貴社ではできないということが多すぎるように、
だれの目にも映るものと思います。

→重ね重ね大変申し訳ございません。
FXには取引所取引と、OTC(店頭取引)の形態がございます。
くりっく365は取引所取引であり、業界最大手の外為どっとコム様をはじめ、
日本ではOTC(店頭取引)の業者の方が多数ございます。
店頭取引の場合は、お客様の建玉を業者が管理しており、業者側で修正が可能ですが、
くりっく365では、東京金融取引所が管理しているため、
取引所の合意なしにお客様の建玉を修正できないのが現状でございます。

>いずれにせよ、再発防止にかかる取り組みが明示されない中で、
13日を期限とした建玉にかかる回答を求めるのは、
判断材料が足りないと言わざるを得ません。
いまのままでは再び回線障害が起こった場合、
ロスカットの危険があると思うしかないです。

しっかりとした再発防止の取り組みの提示と、
今回の障害にかかる周知徹底を求めます。

→取引所の回線障害につきましては、再発防止策の連絡を受けておりません。
そちらが明らかになり次第、お伝えさせていただきたく所存でございます。
また、今回の不正ロスカットへの対応に関しては、関係各署の指示を仰ぎながら、
当社としてできる限りのことをさせていただいているつもりでおりますが、
弊社が金融商品取引業者としての健全性を確保するためには、
新規お建直しの受付を無期限とする訳にもいかないと思っております。

以上、ご査収いただけますようよろしくお願い申し上げます。



この回答でわかったのは、

「くりっく365では、東京金融取引所が管理しているため、
取引所の合意なしにお客様の建玉を修正できないのが現状でございます。」

ということで、合意があれば修正できるということと、


「同様の回線障害が再度発生した場合について、ご心配をおかけしておりますが、
4/7(土)に0円レートを受信しないようシステム改修しており、再発防止対応しております。」

ということで、キックは取引所だったとしてもやっぱり三田証券の原因で、三田証券だけロスカットが発生するシステムだったことだ。


なので、三田証券は取引所の合意を得るよう努めるべきだが、
最終的に契約者に損失をかぶせたということになる。
かぶったのは菓子折り分ということ。受け取ってないからいくらくらいなのか分からないけど。

ついでの最後のくだり、
「取引所の回線障害につきましては、再発防止策の連絡を受けておりません。
そちらが明らかになり次第、お伝えさせていただきたく所存でございます。」
についてはいまだに何の音沙汰もありません。
状況くらい伝えればいいのに。
「ご心配をおかけしている・・ですが、いまだ再発防止策の連絡がありません。
弊社といたしましては継続して働きかけを・・・」くらい。


ということで、こうやって闇に葬られることになっちゃった。
by eratomoeratomo | 2012-06-16 21:58 | ★なんでもないページ