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これから 将来に向けて・・・ 隠蔽体質を問題視する
日本は資源的には超弱小国である。
これは疑いなき事実であると思います。


今の日本で必要とされる電力を、原子力を廃して、すべて火力や水力等でまかなう・・・
これは絵空事であるような気が、どうしてもしてしまうのです。
なぜなら、日本は化石燃料に乏しいから。また化石燃料は、いつか終わりが来るから。

とすれば、当座原子力は必要不可欠なわけで、
問題となるのは、その危険性が再三叫ばれる中で、
「取り扱う当事者がインチキ、は言い過ぎとしても、かなりみしめて(注:群馬弁=まじめに・しっかりと)取り扱っていなかったこと」
であると思われます。

したがって、日本国民には、
今回の原発対応の一部始終を、厳しい目線で見届け(もちろん命の安全が最優先ですが)、
将来の原発の取扱者の管理責任を、しっかりと監視・追及できるように
なっておかなければ、電力による利便性の享受を受けてはいけない、
くらいの姿勢が求められる気がします。
だってそうじゃなきゃ、また適当にやりますよ。
今の状況下で、「福島第二原発動かしていいですか?」とか
聞いちゃう人たちなんですから。

原発の発電する電力に、一定依存せざるをえないのであれば、
今回の事故への対応における体たらくをきちっとフィードバックし、
将来起こる可能性のある、重大事故に備える必要があるはずです。
その覚悟なきままに、電力を使うことによる便利さを手に入れるというのは、
姿勢として甘すぎるし、ムシが良すぎるように思います。
そういう甘さが、電力供給者側の適当さ加減を許す一因にもなりかねません。




なんとなく原発の報道が少なくなる中、
なんとなく、収束に近づいているんではないの、なんて思わされてしまうのだとすれば、
それは原発推進者サイド側からすれば思う壺でしょう。

現時点で、このような状況を引き起こすこととなった要素と思われる報道内容を
引用します。こういった事象が実際にあったことを覚えておき、
次に起こってしまったときに、「再発させない」、と
1人でも多くの人が記憶にとどめることが大事ではないかと思うのです、



こんな事故を起こして、まだ保身?
海水注入遅れたと米紙指摘 東京電力、廃炉を懸念

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は19日、福島第1原発事故の状況に精通した複数の関係者の話として、東京電力が廃炉を懸念したため原子炉への海水注入が遅れたと報じた。政府側の受け身の姿勢も事故対応の遅れにつながったと指摘している。

 同紙によると、東京電力は地震発生の翌日となる12日朝、原子炉を冷やすために海水を注入することを検討した。しかし、実際に1号機に注入したのは、爆発があった後の同日夜だった。他の原子炉への注入を開始したのは13日以降だった。

 事故対応に当たった複数の関係者によると、東電が海水注入をためらったのは長年の投資が無駄になることを心配したためだという。海水を入れることで、原子炉が再び使える可能性はほぼなくなる。

 これに対して、東電の広報担当者は同紙に「施設全体の安全を考えて、海水を注入する適切なタイミングを見計らっていた」とコメント。一方で政府関係者の「この災害は60%が人災だ」との発言も紹介している。

 また、1~4号機で原子炉や使用済み燃料プールが破損した後の16日になるまで、自衛隊は本格的な活動に参加せず、政府の対応も後手に回ったとしている。防衛省の広報担当者によると、東電側から支援の要請がなかったことが理由だとしている。
2011/03/20 17:07 【共同通信】



そもそも、使用済み燃料プールは、当初話題にすら上らなかった。
1号機が水素爆発した当初、建屋は格納容器を覆うだけのもので、爆発しても放射性物質の
拡散にはまったく関係ないぐらいのことを当時のテレビに出てた専門家は言ってたっけ。
それがウソだということは、ちょっと調べれば分かるというのに。なんと浅はかな。
存在がバレたら(表に出たら)、さんざその危険性を叫ぶ節操のなさったら、ホント気持ち悪いな。



さて、次はどんなに薄い体制で監視をしていたんでしょう、というニュース。
これは人災ともいうべき問題だと思います。危機意識が足りない。油断しすぎ。


福島2号機の海水注入ポンプ、職員パトロール中に燃料切れで停止
2011.3.14 20:39 産経ニュース
東京電力の福島第1原発2号機=2008年10月、福島県大熊町

東京電力の福島第1原発2号機=2008年10月、福島県大熊町

 東京電力は14日、福島第1原発2号機に海水を注入していたポンプは、職員がパトロールに出掛け、目を離したすきに、燃料が切れて停止したと明らかにした。




これとか意味わかりません。
こういうことをいえること自体、どうかしてます。
こんな会社に、安全を託すことができるかどうか、各自が判断すべきでしょう。

<福島原発>東電全面退去打診 首相が拒否…水素爆発2日後

毎日新聞 3月18日(金)2時33分配信
 東京電力福島第1原発の高濃度放射能漏れ・爆発事故で、東電側が14日夜、同原発の職員全員を退去させる方針を政府に打診していたことが分かった。現地での作業継続は困難と判断したとみられ、自衛隊と米軍にその後の対応を委ねる構えだったという。菅直人首相は打診を拒否し、東電側も一部職員を残すことになったが、東電はその時点で高濃度の放射線被ばくが避けられない原子力災害に発展する可能性を認識していたことになる。

 複数の政府関係者によると、東電側が14日夜、「全員退去したい」との意向を枝野幸男官房長官と海江田万里経済産業相にそれぞれ電話で申し入れた。両氏は認めず、首相に報告した。首相は15日午前4時過ぎ、清水正孝・東電社長を官邸に呼び、「撤退はあり得ない。合同で対策本部をつくる」と通告。その後、東京・内幸町の東電本店を訪れ、「東電がつぶれるということではなく、日本がどうなるかという問題だ」と迫ったという。

 政府当局者は14日夜の東電側の打診について「全員を撤退させたいということだった」と明言した。

 一方、東電側も首相への不満がくすぶる。東電によると、同原発では協力会社と合わせ計4000~5000人が働いているが、現在、現地に残っているのは約300人。発電所の制御や復旧などの作業にあたっている。

 東電関係者によると、15日早朝に首相が東電本店を訪れた際、事故対応に追われる社員が会議室に集まったが、首相は「こんなに大勢が同じ場所にいて危機管理ができるのか」と非難した。東電関係者は「『撤退は許さない』というのは『被ばくして死ぬまでやれ』と言っているようなもの」と漏らした。

 東電幹部の話 (必要最低限の作業員を残し、あとは退去する)部分的な撤退を検討したのは事実だが、全員撤退を検討した事実は絶対にない。

【三沢耕平、小山由宇】








東電、蒸気放出の実施日を訂正
2011.3.21 11:15

 東京電力は21日、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の放射性物質を含む蒸気を外に逃がした操作について、実施したのは15日午前0時からの数分間だったと発表、「16日から17日にかけて実施した」との20日の説明を訂正した。

 格納容器につながる「圧力抑制プール」内の水を通さずに蒸気を直接逃がすため、放射性物質をより多く放出する方法だった。



これとか、最悪。
事前に言うべき情報ではないのか。
ただでさえ後日報告になってるのに、報告した日時も間違っています。
てか、普通間違えるか?故意に隠蔽したといわれても、
抗弁できないと思われます。
ベントのあった15日は関東一円で、これまでで一番放射線量が高い状態が観測された日。
明らかに関連があると推測でき、そうだとするならば、
この不誠実な対応は許しがたい。都合の悪いことは隠すのか?
こうした一つ一つの対応をしっかり把握し、許せない、という姿勢を
1人でも多くの人が持続しなければ、こういった舐めた対応は改善されないと思う。


書いていたら腹が立って仕方がなかった。。。
少なくとも、これを書いているときは、
極度の怒りを感じていた。
ということを、後で思い出せるよう記録しておこうと思います。
by eratomoeratomo | 2011-03-29 22:53 | ★なんでもないページ