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DISCOVER 赤城山    ~群馬県前橋市~
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関東平野の北西の端。
これを覆うように立つ山々が上毛三山と呼ばれる、赤城山と榛名山、妙義山である。
この中で赤城山はひときわ長い裾野が特徴で、
郷土のカルタ、上毛カルタでも、
「裾野は長し赤城山」と詠まれているくらい、その山容は堂々たるもの。
百名山のひとつにも選ばれている。


小学校、中学校のころは、けっこうこの山に登ったものだが、
それ以降は近すぎて、当たり前にそこにデーんとありすぎて、
車で出かけることはあっても、特に「何かを」目的に訪れることはなかった。
ましてや登るなんて・・・
学生のうちの経験までさかのぼらなければならない。

そんな赤城山にこの夏。
避暑もかねて?久々にじっくり行ってみることにした・・・ってそんな大したもんではないが。


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曙の鳥居峠。
この日は見事な雲海が下界を覆いつくしていた。




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夜明けを待つ覚満淵。
黒に近い藍色とでもいうべき淵の色は、
時折水鳥により、ざわざわと静寂を破られる感じ。
そういやこんな時間にきたことないや。

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再び鳥居峠。
太陽が昇り、雲海は白さを増す。
でも下界が見える気配はなく、雲は厚いまま。
このすばらしい景色だが、来る人もなくあたりは静かなまま。
峠を抜ける風は、下界の蒸し暑さがうそのような心地よい涼しさを運ぶ。
んー太陽がまぶしすぎる。


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この後意を決して軽い登山。
一番手軽そうな地蔵岳へ。小沼側の八丁峠からが一番近いのでこちらから。
過去の記憶だと、スキー場の斜面だったここは、砂利があるだけの道だったが、
今はもうスキー場の面影もほとんど残らず、淡々としたしっかりとした階段が整備されていた。

背後を振り返ると、雲海の中にうずまるかのように小沼が見える。
アブがけっこううっとおしい。
なまった体には、階段続きの登山道はけっこう堪える・・・いと情けなし。


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20分ちょっとで山頂へ。
山頂からの眺めは、「すばらしい」の一言。
それ以外の言葉は見つからないかな。
360度(ホントは北西方面がチョイ怪しい)といっていい眺望。
南は雲海が広がる。関東平野の縁にあるだけあって、これだけ見渡せる感じはなかなか味わえないのでは。
しかも20分しか登ってないし。コストパフォーマンス抜群である。

北東側には、赤城山の中で一番高い主峰とも言うべき黒檜山。
眼下には大沼。

よ~く目を凝らすと富士山も見えた。


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しばしこの山頂を独占。
地蔵岳というだけあって、山頂にはお地蔵さんが数体並んでいる。
ただし首がなくてちょっと怖いが。

かつては地蔵岳にはリフトとロープウェーがかかっていた。
大沼側から利用することができ、簡単に登ることができたが、
現在は赤城山の観光自体がピーク時に比べ大分廃れてしまい、
いつの間にかどちらもなくなってしまった。


20分くらいボーっとしていたら、年配の方が一人登ってきた。
「おはようございます」挨拶を交わす。

潮時ということで下山することに。


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下山途中で見た小沼は、雲海の中に浮かんでいるようで、なんだか妙だった。


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小沼は一周30分ほどの小さな火口湖。水はとても澄んでいた。


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再び覚満淵へ。
明け方吹いていた風は弱くなり、
鏡のような姿になろうとしていた。


「赤城山、近くていいところじゃない」
年をとったということだろうか。ものの感じ方が変わったということだろうか。
今までなんとなく見過ごしていたのがもったいない。
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by eratomoeratomo | 2010-08-24 21:59 | ★オデカケのページ