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田沢温泉ますや旅館 卓球台あり!! ~長野青木村~
c0055515_22203616.jpgさて、早速玄関の引き戸を開けて、失礼して中に入ると、人の気配がない。
ちょうど掃除をしていたところらしく、チャイムを鳴らすと、
しばらくして奥から宿のおばさんが迎え入れてくれました。

そして、わざわざお風呂まで見に行ってくれ、
「まだお湯が溜まりきってないけど・・・それでもいいかい?」と。
なんでも泊まりのお客さんが引けた後、
湯船の湯を抜いて掃除をしたそうで、今お湯をためている途中とのことでした。


もちろんOK♪文字通りの一番風呂です。


おばさんに続いて出てきたおじさんが、火を入れてくれるとのコト。
いや~そこまでしてもらって悪いな~。。。と思いつつ、お風呂へ向かいます。
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ますや旅館のお風呂は、館内の一番奥にあり、
くねくねと曲がりくねった廊下をずんずん進んでいくとあります。

それにしても、静かに歴史を刻んできた建物。
そこに身を置いて、お風呂の案内看板。階段入り口の安楽寺の八角三重塔の絵。
黒光りした階段。迷路のような廊下。歩くとちょっとする木のきしむ音。
見たり聞いたりしていると、なんとも言えないこどもの時のようなワクワクが湧いてきます。

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屋根から落ちてくる雪解け水の音だけの静かな空間。

そこをこうして温泉目指して進むのも、
また楽しいのです(自分だけかな?)


そうこうしてたどり着いたお風呂は、
意外にもとても近代的なものでした。

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内湯の外に露天風呂というレイアウト。
内湯はくの字形のようなタイル張りで、けっこう広めです。
露天は自然石のお風呂です。

そこになかなかいい勢いで温泉が注がれていますが、
広さがあるので、まだ温泉は7分くらいでした。
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新鮮な湯は、ぬるめ。無理もありません。田沢温泉の源泉は40度弱。
体感36度くらいでしょうか。肩まで身を沈めるとなんとか大丈夫です。
おじさんが火入れしてくれたため、もう暖かめの湯が注がれていたので、
湯が溜まる頃にはちょうどよい温度になっていました。

温泉はじっくり入ると少しツルっとする、ちょっと硫黄の香りのするものでした。
やわらかいお湯だなぁ、という印象でした。

露天風呂は外が寒かったこともあり少ししか入れませんでしたが、
せっかくのぬる湯なので、やはり必要以上に熱くしてほしくないな、と思います。

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今回湯が溜まる場面に出会い、思いました。
あれほど勢いよく出ていても、これだけの湯船に湯を張るのは
時間がかかるものだなぁ・・・と。

やはり温泉というものはとても大切なものですね。
そしてそれを掛け流しで味わえるというのはかなり贅沢なものだと。
どこでも出来るものではないと改めて実感しました。

「湯」を大切にしていると思える機会を、
今後も、探し続けようと思います。



このますや旅館。
風呂上りに探検してたら、なんと”ピンポン室”なるものを発見!!!
そして中にはたくさんの卓球台が!!!草津の高砂館よりさらに本気!!!
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ますや旅館は、かつて卓球温泉という映画の舞台にもなったそうです。

それとここは、島崎藤村が逗留した宿でもあります(藤村の間も残っている)。
藤村の「千曲川のスケッチ」には
 升屋(ますや)というは眺望の好い温泉宿だ。

と、この宿のことが出てきます。
日帰りだと分かりませんが、確かに眺望はよさそうだなぁと思います。

明治からの建物を守る歴史ある老舗旅館ですが、
宿の人はとても気持ちが良くて、気取らない。
そして温泉を大切に守っている。・・・とても印象に残るところでした。

ちなみに日帰りは500円です。


■ますや旅館

住所:長野県小県郡青木村田沢温泉2686
電話:0268-49-2001 


■田沢温泉2号と3号の混合泉
泉質:単純硫黄温泉(アルカリ性低張性温泉)
源泉温度は39.8度。PHは9.4。
蒸発残留物総計は206mg

主成分は以下の通り
陽イオン:ナトリウムイオン58.6mg

陰イオン:塩素イオン37.9mg、炭酸水素イオン28.1mg、硫酸イオン21.6mg、
      炭酸イオン16.2mg、硫化水素イオン8.4mg

ほとんど無色透明で硫化水素臭を有する。

掘削自噴の共同源泉を引湯している(毎分115リットル)。掛け流し。
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by eratomoeratomo | 2006-01-22 22:48 | ★温泉のページ