2005年 05月 15日
ゆるやかな流れと猊鼻追分にのって ~猊鼻渓~
新緑がまぶしい険しい岩壁がそり立つ峡谷猊鼻渓。
岩手県一関市から東北東の方向にクルマで30分ほど。 船着場から舟で峡谷を往復する。 猊鼻渓の乗り合いの舟はいつもは出船時間が決まっているみたいだったが、この日はすごく混雑していて、乗船待ちの長い人の列が・・・。そのため、随時運航をしているようだった。 一度にかなりの人数が乗ることができる舟が文字通りのフル稼働状態! (定員が書いてあったが忘れてしまった。たぶん30~40人は乗ってたと思う) そのせいもあって待つこと15分で乗ることができた。 舟はゆーっくりと進む。 実際に舟に乗っている時間は30分ほど。 ほぼ垂直な岩壁の高さは100mほどもあり、 目に入る景色は圧巻。 加えて、新緑はきれいだし、で どちらに目をやったらいいのか終始 迷いまくりだった。 年配の船頭さんは、とぼけた口調で客のこころをワシヅカミ。 機械仕掛けの人形みたいな若干コミカルな動きで舟を操る。 何十人もの人が乗った 舟を動かすのは、船頭さんの持つ たった一本の棹。 長さは5mほどあるそうだ。 帰りの船頭さんは、猊鼻追分という舟唄をよく通る声で歌ってくれた。 あくまでも「さーびす」だそうだ。 舟のゆっくりさ加減と歌声が景色とあいとってもまったりとした雰囲気。 油断しなくても寝てしまいそうだ。 いつもは舟の近くにウグイなどの魚がついて来るらしいのだが、最近はついてこなくなってきたとのこと。 川底をいじったことが影響しているとかしていないとか。 ※帰りの船頭さん、いつもより人が多く乗っていたせいか浅瀬に乗り上げたときに舟が立ち往生。いろいろとあれやこれや踏ん張り棹を押しかなり疲れた様子でお茶目だった。しかし、帰り着いた船着場には、その船頭さんの船を順番待ちの人たちの長い列が、まだまだできていたのだった。
by eratomoeratomo
| 2005-05-15 02:11
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