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三田証券のとんでもない不正ロスカット事件 続き
三田証券よりようやく連絡がきました。
その内容は、結局自社の保身に走る、責任逃れの内容となりました。

要するに文句があるなら、相談センターにでもなんでも言ってくれ、
という内容です。

23社でレート非提示があり、
そのうち三田証券を含む2社でのみロスカットが発生したにも関わらず、
このいいようですから、大した開き直りともいえます。

すべては取引所が0円のレートを提示したのが悪いと。
では、全社でロスカットが発生したのでしょうか?
していないという事実が、この三田証券の回答には
少しも踏まえられていません。



2012年4月10日19:49 :
ぷうたろうさま

平素は三田証券くりっく365をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
さて、2012年4月5日(木)19時52分に発生した、東京金融取引所の市場レート
非提示をきっかけとして、お客様口座においては、不正なロスカットや
不正なストップ注文が発動したため、多大なご迷惑をおかけしてしまい、
誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。

当システム障害について現在判明しております概要は以下の通りでございます

東京金融取引所の市場レート非提示の原因は、
BT(ブリティッシュ・テレコム)社が提供する、マーケットメイカーと
取引所の間を結ぶ回線に障害が発生したことによります。
BTジャパン株式会社からは、米国でのルーターの修正作業において、
ネットワークの輻輳(ふくそう:物が1か所に集中し混雑する様態)や
通信断が発生したとの報告を受けております。

上記接続障害中に、弊社がお客様にご提供しているシステムが、7通貨ペア
(ポンド円、加ドル円、ポーランド円、ノルウェー円、USドル加ドル、
ユーロポンド、人民元円)で価格0円のレートを受信したことにより、
お客様にご迷惑をおかけした次第でございます。
当システム障害発生後、上記不正取引に該当されたお客様へは、順次ご連絡
させていただき、以下の対応を取らせていただいております。

**********************************************************************
******
①ロスカットが執行される直前にお客様がお持ちになっていたのと同銘柄・同
数の
建玉を、お客様からご同意いただいたうえ、新たに建てさせていただきます。
②①の後に、ロスカット価格と比べてお客様にとって不利な約定価格となった
場合
は、その差額と売買手数料相当額およびその他のコストを補填させていただき
ます。

(例)100円で買ったものが、ロスカットの価格80円、現在の価格が90円であっ

場合、90円で買い直していただき、ロスカットの価格との差額10円及び売買手
数料
相当額等コストを弊社が負担いたします。70円で買い直していただいた場合は

売買手数料相当額等コストを補填させていただくに留まります。
**********************************************************************
******

当該対応は、お客様のご同意をいただいたうえで行っておりますが、
平成24年4月13日(金)午後7時迄に、返信メール又は電話でご同意の意思表示

いただかない場合、原則として、弊社はお客様からのご同意がなかったものと
して
判断をさせていただきたく存じます。
なお、対応が必要ないとおっしゃられたお客様に対しては、不正注文により発

した売買手数料相当額をお返しさせていただきます。
最後に、多数のお客様からいただいているご質問やご要望について、以下に
ご回答させていただきます。

Q ロスカットが執行される直前の状態に戻せないのか?
A お客様の建玉は東京金融取引所側で管理しており、取引所の合意無しに
お客様のポジションを修正することはできません。
弊社から取引所へポジション修正の依頼を行いましたが、ポジション修正は
難しく、現段階では対応できないとの回答が来ております。

Q 税金の取り扱いはどうなるのか?
A 不正ロスカットにかかる税務上の取り扱いについて、当社顧問税理士の
税理士法人渡邊リーゼンバーグ及びクリフィックス税理士法人に確認をいたし
ました。
上記ご説明させていただきました通り、お客様のポジションを不正ロスカット

行われる以前の状態に復活させることが困難なため、不正ロスカットにより
実現してしまった損益は、本年の雑所得・雑損失(申告分離課税)として認識
されることになります。
また、損失は確定申告することで3年間の繰越控除の対象となります。
最終確認は、お客様ご自身で税理士にご確認いただけますようお願いいたしま
す。

Q ロスカットの発動により実現した損金は補填してくれないのか?
A 弊社は登録を受けた金融商品取引業者として金融商品取引法をはじめとす

各種法令、諸規則を遵守して営業を行うことが義務付けられております。
損失補てんについては、金融商品取引業者としての中立性・公正性を損なう等

観点から金融商品取引法第39条に以下の規定がございます。
①事前の損失補てん、利益追加の申込み、約束の禁止
②事後の損失補てん、利益追加の申込み、約束の禁止
③事後の損失補てんの実行、利益追加の禁止
従って、今回の場合は弊社側の理由でロスカットを行ってしまいましたので、
弊社ができる範囲は、お客様のご同意を得て、新たにポジションを建て直し、
誤って決済されてしまった価格と新規建てした価格の差額を負担することのみ

ございます。

なお、同39条ではお客様が損失補てんを約束させたり、損失補てんを受ける
行為も禁止されております。
弊社の手続き等にご納得いただけないお客様は、外部の紛争解決機関である
特定非営利法人「証券・金融商品あっせん相談センター」(FINMACといいます
。)
をご利用いただくことができます。
FINMACは金融商品取引の勧誘や制度等に関する相談、苦情を受け付けているほ
か、
金融商品取引に関するお客様と金融商品取引業者等との紛争を解決するための
「あっせん」を受け付けています。

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特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)
東京事務所:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-1-13 第三証券会

大阪事務所:〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜1-5-5 大阪平和ビル
電話番号:0120-64-5005(フリ-ダイアル)
(月~金曜日9:00~17:00 祝祭日・年末年始を除く)
**********************************************************************
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その他ご不明な点がございましたら、メールでご質問をお受けし、個別対応
させていただいております。また、コールセンター営業時間内でしたら、
お電話での対応を行っておりますので、ご利用いただければ幸いです。
以上、ご査収いただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

三田証券くりっく365コールセンター
8:00~19:00  フリーコール:0120-828-800
上記時間帯以外  03-3666-0300



これでは
市場レート非提示の原因はわかりましたが、
なぜ23社すべてでロスカットが発生せずに
三田証券で、ロスカットという状態に至ったのか、というところが説明されていません。

なぜ、三田証券ではレート非提示でロスカットが発生したのでしょうか?
23社で非提示発生していながら、なぜ?

もうひとつ。
レート非提示は通貨すべてにおいて発生したものと理解しています。
なぜ特定の通貨のみロスカットが発生したのでしょうか?

レート非提示と0円というあり得ないレートを配信したものとは
異なるのか同じなのか?ここも謎です。
0円というレートを配信したということと、レート非提示は
同じですか違うのですか?


全然回答できる情報がもらえてませんね。
そして、依然として公に公表せず、安心をうたって
依然新規口座開設を勧誘している姿勢が、
この会社のすべてかなと思われます。
by eratomoeratomo | 2012-04-11 23:49 | ★なんでもないページ