2005年 05月 07日
白布温泉 火災から復興した東屋旅館 ~山形米沢市~
米沢から福島の桧原湖方面へ。
30分~40分くらい南へ下っていくと ぽつぽつと数軒の温泉旅館が集まっているところが 白布温泉だ。 東屋旅館は平成12年の火災の類焼で、 文化財級の茅葺の建物を消失してしまい、 2年ほどのブランクを経て、新しい建物で復興したばかりだそうだ。 同じく火災で焼失した中屋は別館のみの営業で、 東・中・西とかつては並んでいた三旅館は、 東屋は新しい建物で再出発、 中屋は再建ならず、災禍をまぬかれることができた 西屋は昔のままで姿で営業・・・ということのようだ。 改めて旅館火災の怖さを感じた。 (以前宿泊したことのある修善寺温泉の金龍も 最近ようやく別の場所で復興したと聞いている) 日帰りは大人500円。 車を止め宿に向かう途中にすれ違った従業員の方も、 フロントの方の対応もよく、とてもいい印象の旅館だ。 なんかとても気持ちがよかった。 かつての東屋旅館を知らないので 比較はできないが、 木を基調とした「和」の造りの中に さらっとモダンテイストを入れた感じ? 自分で書いててなんだか分けわかんないが、 こんな感じ。 今回入ったのは昔ながらの姿で再建なったという 内湯と新たに作られた露天風呂。他に石湯というお風呂もあるようだが、今回は入らなかった。 内湯はもうそれはすごい湯量。 打たせ湯という形で頭上から3本、湯滝がドドドドドと流れ落ちて、それが浴槽の湯を外に豪快にあふれさせている。浴室の中はものすごい音だ。 まさに湯量豊富。 ちなみにちょっとお湯は熱め。 打たせ湯はまたさらに熱め。 これはずーっと、・・・体に受けるわけには行かないかも。 白い細かいカス系湯の花が たくさん浮いている湯は成分が濃そうだ。 泉質としては石膏泉の東屋旅館のお湯は、 最初キシキシして滑りが悪い感じだが、 しばらくするとさらっ・しっとり・とする感じの、 そう沢渡温泉のお湯に、どこか似てた。 そんなに内湯は広くないんだけど、 黒い石の湯船と木の壁がなんだかとても よい雰囲気。 今まで入ってきたお風呂の雰囲気の中では、個人的にかなり好きだ。 この黒い石の湯船は、 縁のあたりなんかが、角角してなく マイルドであまりにもナチュラルな カーブを描いていて 年月を感じさせるものだった。 もしかしたら昔の、消失する前の場所に そのまま再建したのだろうか? そうだとしたら、再建した宿の努力・・・、 すごいな・・・ 露天は内湯に比べぬるめで入りやすい。 浴室の裏手に泉源があるようで、 そこから熱めの温泉を冷ますため、 いろいろと苦労しているようだった。 いずれにせよ湯量はかなり豊富なようだ。 今度はぜひ泊まりでお世話になりたい。
by eratomoeratomo
| 2005-05-07 05:56
| ★温泉のページ
|
いよいよもって記憶力の弱ったぷうたろうが、源泉掛け流しにこだわった温泉を中心に ゴチソウ、オデカケのキオクを忘れないようにメモしたものです。 since:2005.2.13
検索
カテゴリ
★温泉のページ ■温泉インデックス総合 ■北海道・東北の温泉 ■関東の温泉 ■甲信越の温泉 ■東海・北陸の温泉 ■九州の温泉 ★ゴチソウのページ ゴチソウ _index ●蕎麦のページ ★オデカケのページ オデカケ _index ★海の向こうへ ★お酒のページ ★プチとまとのページ ★さめのページ ★式場巡り ★なんでもないページ タグ
源泉掛け流し温泉(247)
お気に入りのゴチソウ(111) にごり湯(92) 歳時記~自然~(91) 素晴らしき露天風呂(62) 日本酒(58) 情緒湯(53) 歳時記~花~(45) ツルスベ温泉(43) まちあるき(41) 強烈個性の湯(40) No.1草津!(28) おふらんす(27) 蕎麦(24) ぬる湯(22) 北海道の風景(18) 酒蔵に行っちゃおう!(16) 式場道中(13) 花火大会観覧記(11) テツな話(11) お気に入りブログ
takezo@純米狂 山... 趣味に生きる・まいにち HOT HOT SPRINGS かえる日記 タッチの 楽写空間 甘くない毎日-sugar... 幸せの味探し 健康になる・お風呂屋研究 Tabi Style Azure Moment お気に入り リンク★
以前の記事
2015年 05月 2015年 04月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 more... 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|