2009年 09月 21日
バーデンバーデンのフリードリッヒ浴場 フランス旅行記12
デッカイソーセージも食べたことだし、そろそろお目当てのフリードリッヒ浴場(Friedrichsbad)へ。 バーデンバーデンの中心地を横切り、歩くこと10分くらい。重厚な建物のフリードリッヒ浴場に到着です。 このフリードリッヒ浴場の隣には、もう一つの浴場であるカラカラ浴場もあります。 が、しかしこちらはプールっぽいということだったので、より温泉っぽいフリードリッヒ浴場に的を絞って訪問することにしました。 こちらはカラカラ浴場。フリードリッヒ浴場の隣にあるモダンな建物。 こちらがフリードリッヒ浴場。カラカラ浴場とは対照的に、非常に歴史を感じる重厚な建物。 中に入ると、これまた重厚な雰囲気。風呂場とは思えません。どっかの博物館?美術館? さて入場料ですが、3時間で21ユーロと少々料金はお高め。 マッサージが付いてくるコースだとさらに高くなり29ユーロ。でもやむを得ません。 今回はマッサージなしコースで入場。 受付のマダムからやや早口の英語の説明。 かろうじて聞き取れた内容から「混浴の部分があるよ~」というような説明を受けたな、と理解しました。 このフリードリッヒ浴場は基本混浴らしいが、この日は男女別浴の日のはずで(選んだ)、中央の数箇所だけ混浴になるはずという認識だったので、「その説明だろう」と。 マダムからは磁気カードのようなものをもらい、「あっち」と言われたとおり上の階へ。ここで男女別に分かれそれぞれの脱衣所へ。男マークの書かれたドアを開けると自動改札機のようなものが。ここでさっきの磁気カードを通して、中に入ります。 するとシーツ?のような大きな白い布を渡され(というかシーツだったんだけど、この段階では説明なくよく分からず)まず一人サイズの脱衣スペースのようなところに通され、そこで服を脱いで外に出ると、ロッカーが並んでて、そこに服やら所持品やらをしまうっぽいつくりになってます。そこに服をしまっていると・・・・ !?? なんだか視線の左端に女性が。そして続いて男性の影が。 「見間違いだろう」 自分の欲望が具現化したのかしらん、と思ってたら、しばらくすると今度は自分の左隣のロッカーに本物の裸の女性が。続いてその女性の彼氏と思しき男性が。「@@@???よよよ」しばしパニックです。あれれれれ???とりあえず取り急ぎシーツっぽい白い布であわてて隠すものの、明らかに使い方違うし、あまりにもその女性も男性も堂々としてるんで、逆に隠してる自分がなんだか恥ずかしくなりました。おっぱいぼーんのおけつぼーんだし。 のっけからすっかりペースを崩されたものの、なんとか所持品をしまい、とりあえず取り繕って裸一貫で浴場へ向かうと、もうそこは裸族の国でした。男も女もあったもんじゃない。まぁなんにせよ、手伸ばせば触れるくらいの近さの自分の目の前で、金髪の白人女性がむきだしでシャワー浴びてます。フリードリッヒ浴場は、全部で17の工程を楽しむことになっていて、まず最初にシャワーを浴びてから、2工程目のエアバス(つまりはサウナ)に進みます。ここで渡されたシーツを使います。要は、むき出しの木のベッドが並べられていて、その上に横になれ、ということらしく、横になる際に各自シーツを敷け、ということらしいのです。 まぁ、最初のうちはよくわからない感情がいろいろと交錯したものの、次第にこの裸族の国の住人に同化し、普通になって行ったのでした。てか、ならないといろいろ困るし。 @@@@@-----------------------------------------------------------@@@@@ 工程は前半がサウナ中心の工程、後半に全身浴という形で、いわゆる日本人で言う入浴は、ローマ風呂のような天井の高い浴室のプールみたいな浴槽ですることになります。まぁ簡単に言うと、遊園地とかの温水プールがやや狭目で男女一緒で、でもみんな水着は着てない、という状況。ローマ風呂は二つあり、片方が大体体感38度くらい。ぬるめ。もう一つ、浅めの風呂があり、こちらは歩行浴が中心で、かなり冷たい。多分30度を割るくらい。 肝心の温泉は、循環塩素と残念な結果に終わったけど、泉質としてはホカホカの湯です。38度の湯にしばらく浸かってると、ジワリジワリと温まります。どこかに源泉風呂があったらなお良かったのに。それだけが残念です。 さて、この全身浴が終わると、工程自体は15のところで保湿効果を高める目的の謎のクリームを全身に塗り、そのあとリラックスルームで休息し終了となります。 後でわかったことによると、どうやらこの日は特別カップルディかなんかになってたらしく、入り口ではその説明をしていたらしい。 だからマダムは念押ししてたのね。。。 いずれにしても、良き経験をさせてもらいました。いわゆる温泉への考え方というか接し方は日本とはやはり違うものでした。どちらかというと、湯に浸かって楽しむ、というよりは、湯を使って体をリラックスさせるというスタイルという感じかな。 この日は小雨降る非常に冷えた日でしたが、温泉効果はたっぷりで、この後はしばらくの間、街をぶらぶら歩きましたが寒さ知らず。なので余計に源泉風呂があったらなぁとないものねだりをしてみたくなりました。 ドイツの温泉、その効果たるやオソルベシ。 そしてまたいろんな意味で、オソルベシ。 1.shower 2.warm-air bath 54℃ 3.hot-air bath 68℃ 4.shower 5.soap and brush massage(21ユーロのコースは省略) 6.shower 7.thermal steam bath 45℃ 8.thermal steam bath 48℃ 9.thermal full bath 36℃ 10.thermal whirlpool bath 34℃ 11.thermal kinotherapeutic bath 28℃ 12.shower 13.cold water bath 18℃ 14.drying off 15.application of moisturising cream 16.relaxation room 17.reading room
by eratomoeratomo
| 2009-09-21 02:38
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いよいよもって記憶力の弱ったぷうたろうが、源泉掛け流しにこだわった温泉を中心に ゴチソウ、オデカケのキオクを忘れないようにメモしたものです。 since:2005.2.13
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